セレナのメンテナンスに、初売りの日産へ訪問してきた

1月。
関東地方で雪が降るのはだいたい1月下旬~2月だったりします。
そのためついついスタッドレスタイヤへの交換時期を後回しにしてしまうんですよね。

気づいたらディーラーも年末年始休暇へ突入。
まぁいいかと福島へ旅行へ行ったところ、幹線道路は良いのですが山間の一部の道には雪が残っておりました。

良くはなかったですよね、反省です。

オイル交換の時期も差し掛かったため、タイヤ履き替えとオイル交換でディーラーに訪問してきました。

バイクは自分でやりますが、4輪はやりません。
(自分でやった場合のコスパが悪すぎる)

今(2017/1)の日産自動車の売れ筋商品とは?

さて、待ち時間は読書などをしていたのですが、メインで展示されている車両にイヤでも目が行きます。

半年前に訪問したときにはDAYZとかいう○なクルマが置いてありましたが、
今日産でアツイのは自動運転(自称)搭載のセレナと、100%電気で走るノートePowerの2車種でしょう。

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ノートePower試乗できますか?と担当営業さんに聴いてみたところ、すぐ可能とのことだったので乗せてもらうことにしました。

試乗車に乗り込む

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乗車!そしてエンジンON!

イグニッションスイッチを押すと、電気自動車ですが発電用エンジンが始動します。
そのため完全無音ではありません。

個人的に無音で走り出すプリウスやリーフは、駐車場で歩行者が気づいてくれない、また自分が歩行者側だった際に気づかない場合があるため、これはこれでいいかなと思います。
騒音もそれほど大きいわけではありません。

ひとまわりしてきた


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そして営業さんを隣に乗せてひとまわりしてきました。
個人的な感想を。

良いなと思った点


・アクセルレスポンス

「一踏みで惚れる!」というキャッチフレーズは嘘偽り無く、アクセルレスポンスは非常に良いです。
電気モーターは最初の1回転めから最大トルクを発生させるため、ストップ・アンド・ゴーが多い町中では最初の出だしが良いというだけで、非常に快適に走行できます。
2000rpm程度でクラッチミートされた状態の1速みたい。わかりにくいか。

・ワンペダル操作

「S」モードをオンにすると、回生ブレーキが最大化され、アクセル操作だけで発進と停止が可能になります。
アクセルペダルから足を離すと、軽くブレーキペダルを踏んだような減速を得ることができ(このとき、ブレーキランプ点灯します)、そのままクルマを止められるのです。
なので信号赤を発見したらアクセルペダルをほんの少しだけ踏んだ状態にし、ゆるやかに減速。
停止線の少し手前でアクセルを離すと、ピタリと止まれます。
これ、慣れればすごく便利だと思います。

・剛性感

足回り、ステアリングなどのセッティングが少し固めの味付けになっています。
初めてDE型マツダ デミオを運転したときのようなしっかり感。
好きです。

・後席の居住性

後席はリクライニング不可とは言え、足元スペースだけで言えばミニバンに匹敵する広さがあります。
大人がラクラク足を組めるため、これで狭いということは無いでしょう。
また、ハッチバックのためそれなりの長尺物も積むことが可能です。
ただしセンタースルーによるスキー板の積み込みは不可です。
どちらかの席を犠牲にして倒すこととなります。


イマイチと思った点

・内装

結局のところベースとなっているノートは100万円台前半のクルマ。
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とくにこのエアコン操作スイッチ類は超絶ダサイです。
シフトノブもプラスチックでして、アルミ削り出しのサードパーティ製品などがあれば交換したいところ。
ハンドブレーキも足でプッシュするタイプまたはリモコンの方が良いです。センターがより広く使えるので。
それともePowerの性能を活かしてモータースポーツに使うのでしょうか・・・その場合はサイドターン用に必要となりますが。

ステアリングはセレナの流用っぽいですが、チルトだけでテレスコはついていません。


・エンジンが流用品
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価格を考えれば当然・・・というか、逆に「日産よくやったなスゲェな」と言いたくなってしまいます。
実はこの1.2Lエンジン、そもそもノート用のエンジンをREとして使っています

REとはロータリーエンジンではなくレンジエクステンダーです・・・
(そういえばロータリーエンジンをレンジエクステンダーとして使ったクルマをリリースするっていうウワサはどこへ行ってしまったんでしょう??)

ガソリンエンジンを積んでいるためガソリンを入れる必要もありますし、オイル交換も必要となります。
このガソリンエンジンはどれだけアクセルを踏んでもほぼ一定の回転で回りますが、やはり電力量が少なくなってしまう場合は若干回転数があがるそう。
この回転数は最小値が1200rpmとなっており、アイドリング中のエンジンとしては少し高めの回転値となっています。
(通常の4輪自動車の場合、信号待ちなどでのエンジン回転数は700~900rpm)

このため、オイル交換サイクルはシビアだそうです。年に2回の交換がマスト、とのこと。

またプリウスにも言えることと思いますが、RE用のエンジンを始動させるためのバッテリーは別物なので、こちらも定期的な交換が必要になります。



そのほか、燃費や税金など

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実質の燃費は約20km/L~25km/Lとのことで、ガソリンを満タン(約40L)まで入れると航続可能距離は800kmに達するそうです。
この加速感を得るためのアクセルをもしセレナで踏んでいたら、恐らく街中での燃費は8km/Lか、さらに切ってしまうかも。
それを考えると相当頑張っていると思います。

自動車税はノートの1.2Lエンジンを積んでいるため、1.2L換算となるとのこと。
ちなみにリーフの自動車税は20,000円/年で固定(初年度免税)だそうです。知ってました?

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かなり技術は進んだとは言え、この巨大なオルタネーターはどこかで交換時期が来るのでしょうか?
自分がオーナーだったとしたら、そんな思考は闇に葬り去りたいと考えてしまいます。

総評

どうしても6人乗り以上のクルマがマストな我が家では購入検討に入ることは無いのですが、
技術面で見ると非常に面白い車が出てきたと思います。

リーフのウィークポイントを打ち消しつつ電気自動車の利点を最大限活かす、「今出せる日産としての最適解」がコレだと。



久しぶりに試乗すると楽しいな。
たまにはいつもの日産ディーラー以外にも冷やかしに出かけよう(笑)


あ、セレナはオイル交換してタイヤ履き替えしてバランス取りしてもらってリコール対策してもらってODBで簡易点検してもらって5,000円程度でした。
自分でやる手間を考えたら超安いです。



何かの参考になりましたか?^^

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