ならば、会社に属するということはそんなにイケてないことなのか?

DSC_3440
形態:紙
販売形式:古本
購入先:古本市場

以前、緋色が務めている会社でこちらの著者をお呼びして講演をしていただいたことがありました。
表紙を覚えていたため、ふと手に取ってみました。

以前感想文を書いた堀江貴文氏の「99%の会社はいらない」とは対をなすような、人にやさしく、社会に貢献しており、業績も良好である会社を著者が挙げ、その背景や沿革を基にベタ褒めするという本です。

まず第一印象としては「よく見つけてきたなぁそんな会社」というところ。
黒字を出しつづけている企業を探すこと自体はそう難しくなくとも、中身の運営を調べ、例えば障碍者雇用率が高いだとか、定年後も働ける場を用意しているだとか、中の人じゃないとなかなかわからない実態も踏まえて紹介をしています。

Vol4では唯一緋色が知っている会社としては「坂東太郎」が出てきました。
埼玉でも県北のほうだとポツポツと店舗がある、レストランチェーンです。

また、この中で紹介されている「東海バネ工業」に関しては、先日外国のジャーナリストが日本国内企業の工場見学をするTV番組で取り上げられていました。


インダストリー4.0の話とは敢えて逆行し、職人の手作業で一品一様製品を作り出すバネ会社です。

「誰でも同じ作業ができるように作業手順をどんどん標準化し、『人の感覚をデジタル化』していくことでブラックボックス化と自動化を取り進める」インダストリー4.0とは、本当に逆行しています。

が、「人と仕事が結びつくことで人にやりがいが産まれ、『意思』が良品を作り出す」という理念が会社にはあると紹介しています

以前に読んだインダストリー4.0の本とは本当に逆行してますね。
製造業の在り方について、何が正解なのか、わからなくなります。


そもそもこの本を読んでいなかったら、このTV番組も「ふーん」で済ましてしまっていたかもしれません。
情報は情報とリンクしますね。


そしてこういう会社選びの方法があることを、自分としては初めて知りました。
シリーズは結構続いているようなので、他の巻も読んでみたいですね。

安倍総理も読んだそうですよ。





何かの参考になりましたか?^^

バイク(カワサキ) ブログランキングへ