最近の外食業界事情を反映した本。

さて、今回は最近の外食業界のお悩み事情と、逆にそれを利用して大きくチャンスを掴みにかかっているお店とを紹介しています。
ここ数年で我が家ではエンゲル係数が上がりました。
それはガジェット的なもの全体の値上がりと、子供が増えたこと、スーパーの値上がりにより作るより食いに行ったほうが安い状況が多々発生してしまっていること、飲み会の多い会社事情と・・・複合的なのですが。
そうしたなかで、どうせ食べに行くなら最近の外食事情をもっと良く知りたいなという思いが膨らんでいました。
さらに、会社内で新規事業開発のタスクをやっており、そこでも役立ちそうなことが目次にあったため、手に取った次第となります。
つぶれる店、繁盛する店の二極化。
それは料理やコーヒーといった一種生活の延長で始められ「そう」なイメージがあるのだと思います。定年後は喫茶店でもオープンしてまったり運営していきたい、など誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
だが多くの飲食店が1年以内に閉業。実際には30%くらい。
逆に、意外と粘り強く潰れないのが地元の小さな中華料理店など。
その違いはキャッシュフロー、このへんの「目線の違い」といったところを本の中では説明しています。
ドタキャン。
12月の忘年会時期にもおそらく多かったドタキャン問題。
これは最初に店を予約してしまい、その中で一番良い店へ結局行くことにしたり、
またはドタキャンの逆で、本当は行きたかったお店の席が急に空いて行けるようになった場合、他の予約のキャンセルを忘れる(意図的?)などして起こる内容です。
ここで最近、お店側の対処法としてでてきているのがLINEやFACEBOOKなどのSNS。
なかなか予約の取れない人気店でも、こういったSNSで突然の空席をお知らせしている状況もあり、ドタキャンを瞬時に発信して、近くの人、前から行きたかった人などを呼び込んでしまう仕組みが構築されつつあります。
やはりITの知識が「それなりにでも」あるかどうかによって、ちょっとしたお店運営にも天地の差が発生してしまう世の中となりましたね・・・
小金持ちの金の使い方
クルーザーや別荘を手に入れられるほどの大金持ちでない場合に、
今はいい車に乗ってもモテない、そのため行く場所は「予約の取れない人気店」。
「予約の取れない店の予約を取れる(た)こと」がステータスとなっているということ。
これ結構面白いと思います。
確かに、日頃の仕事の合間だと女性を誘ってうんちゃらというのは結構ハードルが高い(面倒に感じる方が多くなった)のに対して、いい店の予約がありきであれば、じゃあ誰か誘うかってなるし、誘われたほうが「せっかくだから」「なかなか体験できないことだから」ということで誘いに乗る確率が高いと思う。
そしてその予約が取れない店、それが「レアだから取れないのか」「コネが必要だから取れないのか」の後者だった場合に、そのコネを紹介するためのSNSをホリエモンが手がけてたりする。
この人のビジネス眼は本当にすげーと思います。
というわけで今、読む本だと思う。
この本は2年後・3年後に読んでも面白くない、というか、今だから通用する本。
ただ、今読めば役に立つのは間違いないかな。
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