令和最初の夏を彩るClariSのミニアルバム。
さて、お盆の連休前に届いた1通のメール。
「ClariSスタッフですがお盆のお休みで(以下略」
まぁそりゃそうですよね、ゆっくり休んでおくんなまし~
なんて思っていたのですが、そんなお盆に「もともと計画されていた」のが、このClariSのカバー4曲+新曲1曲が入ったミニアルバム「サマートラックス」の発売です。
早速ですが入手して聴いてみたので、ClariSのCDが発売されたら毎回実施しようと決めた「全曲レビュー」をしていこうと思います。
01.secret base ~君がくれたもの~ 原曲:ZONE
最初からバラード曲を入れてきました。
これはリアルタイムで聴いていた曲で、当時ものすごい売れたZONEの代表曲でしたね。
ちなみにZONEではベースのMAIKOさんが好きでした(唐突な自分語り
ClariSは過去にもカバーアルバムを出しているのですが、そのときはそれぞれの楽曲がClariS向けにアレンジされていました。
が、なんと今回のこのsecret baseではオケ音源がこのZONEリリース時のオリジナル音源を使用しているとのこと。
この時点で驚きです。今のハイレゾに耐えうるマスターレコードがちゃんと残っていたんですね。
ClariS二人とカラオケ行ったら~みたいな妄想が捗りつつ、そもそもClariSに何の違和感も無い曲調なので持ち歌のような内容でありつつ、ZONEがリリースした時よりも今のClariSの方が年上のハズなので、さらに洗練した楽曲に仕上がっていました。
02.Diamonds 原曲:プリンセスプリンセス
プリプリの夏の曲と言えば「世界でいちばん熱い夏」が先に思い浮かぶのですが、今回のカバーアルバムではDiamondsの方をチョイス。
Aメロの歌い出しはカレンさんからスタートなんだけど、しょっぱなから結構高めの音から始まるんですよねこの曲。
それが、もう可愛すぎると言ったらそれまでなんだけどこんなにハキハキと自分の色で歌い出していて凄すぎた。
デビュー当時を思い返せば本当にここまで上手になるとは思わなかったなぁと。
掛け合いもまた素晴らしくて、最後サビでもうひともりあがりするために半音上がるのだけれど、バッチリ音合わせしてくる(CDだから当然なのかもしれないけど)ところもまた、本当に完成度高くてプロ中のプロになったことを実感させてくれました。
歌詞では、ClariSから「いくつも恋して順序も覚えてキスも上手くなったけど」といったフレーズが聴けるのもまたカバーアルバムの醍醐味。
オリジナル曲ではこんな歌詞絶対入れてこないでしょw
クララさんキス上手そうだもんね(個人の感想です
03.タッチ 原曲:岩崎良美
「甲子園の曲」ってことで夏の曲にチョイスされたタッチ。
ここにタッチ!というフレーズがあるので触る方のタッチを連想しますが、あだち充の考えではバトンタッチの方のタッチです(双子の主人公の和也が死んでしまって達也にバトンタッチするという内容)。
これはタッチの後日談的なアニメ「MIX」が現在放送中なのでそこの政治力が働いたような気もします。
曲としては感想がギターソロではなくSAXソロになってるんですよね。
また、ド頭のリフもキメがちょっと変わっています。
それでも往年の名曲の良さをガッチリ出してきたなぁと。
04.恋のバカンス 原曲:ザ・ピーナッツ
これはもうお父さん世代の楽曲ではありますが、不思議と聴いたことのある曲でした。
原曲も女性2人で歌っている楽曲なので、ClariSお得意の全編ハモリという内容となってます。
左のクララさんと右のカレンさんのハモリが美しい。
ClariSのドラムのMIXは低いタムほど右から聞こえる「叩く人目線のMIX」になっていますが、歌は「客席目線のMIX」になっていて(ライブの立ち位置と同じ音位置)、ドラマーの自分からすると叩いてる自分の方を向いて歌ってくれているClariSという妄想が捗りますね。
一般的なドラムセットだと、客席から見て右側に音の高いタムが置いてあり、
左側に低い音の出るフロアタムというタイコが置いてあるのが一般的です。(右利きの場合)
これが叩く人目線だと、高いタムは左側に、低いフロアタムは右の方に位置しているわけです。
で、ClariSの楽曲はイヤフォンの右から低い音が聞こえてくるわけですね。
Secret BaseはClariSのオケでは無いため、左側が低い音になっている「聞き手目線のMIX」になってます。
こんな豆知識も意識して聴いてみると結構楽しいかもしれないです。
05.Summer Delay 新曲
令和最初の夏は例年よりも梅雨が長引いて訪れが遅かったですね。
偶然ではありますが気候すら味方につけたClariSw
新曲はまた個人的趣味に近い内容で一発で気に入りました。
ジャンルとしてはTrance寄りのダンスミュージックにアコースティック味を加味した新しいもので、流れる疾走感と開けた爽快感が融合していて最高にカッコいいです。
ほぼ全編に渡って16分のピアノアルペジオが走っていて疾走感を作りつつ、溜めの効いたAメロ(0:37~)のドラムパターンは珍しいパターンでは無いのですがClariSの楽曲として採用されるのは初。そこでまたサビでパッと開けるメジャーの歌メロ。
晴れ渡る夏の空にぴったりな楽曲となっています。
この曲のボーカル録音ではClariSとしては珍しく息継ぎの音がかなり入っていて、伴奏の疾走感と合わさってとてもドキドキさせてくれる曲となっていました。
ちなみにこのSummer DelayのBPMは142なので、ディレイ計算機に掛けるとディレイ時間は以下となります(単位はmsec)。
![]() | 2535.21127 |
![]() | 1690.14085 |
![]() | 1267.60563 |
![]() | 845.07042 |
![]() | 633.80282 |
![]() | 422.53521 |
![]() | 316.90141 |
![]() | 211.26761 |
![]() | 158.45070 |
![]() | 105.63380 |
![]() | 79.22535 |
![]() | 52.81690 |
![]() | 563.38028 |
![]() | 281.69014 |
![]() | 140.84507 |
![]() | 70.42254 |
![]() | 35.21127 |
うーんこの無駄情報何に使うんだ・・・
というわけでClariSのSUMMER TRACKSを全曲なぞってみました。
ClariSのすごいところは「最新が最高」であることだと思います。
それにはたゆまぬ努力が必要だと思いますが、だからこそファンがずっと付いていくのだとも思いますし、だからこそ自分も頑張らねばと思って頑張れるわけですね。。。
秋のツアーまで後少し!
初日仙台から参戦予定です!楽しみだ~
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