パイプカット(男性避妊手術)体験記:費用・痛み・術後のリアルな経過報告

バツイチで、すでに二人の子どもの父親である私にとって、これからの人生で「これ以上子どもを作らない」という選択は、パートナーとの時間をより安全に、そして誠実に楽しむための前向きな決断でした。

現在のパートナーに血管系の疾患があり、ピルが服用できないという事情も、この決断を後押ししました。私たちはしっかりと話し合い、私が手術を受けることに決めました。

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ももたろう腎・泌尿器科クリニックでのカウンセリング

ももたろう腎・泌尿器科クリニック

訪れたのは、地元にある「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」です。

※専用駐車場はないため、近隣のコインパーキングを利用しました。

手術に関する基本データ
  • 費用:77,000円(自由診療のため保険適用外でした)
  • 法的条件:法律に基づき、既婚者は配偶者の同意が必要です。私は独身のため自身の同意のみで進行しました。

初診では患部の診察と問診が行われ、その日のうちに手術日が決まりました。


手術当日の記録と、実際に感じた「痛み」について

手術は平日の夜に行われました。事前準備として陰毛の処理を済ませ、シャワーを浴びてからクリニックへ向かいました。手術自体は局所麻酔で行われます。

意外だったのは切開する場所です。精巣(袋)そのものではなく、ペニスの付け根の両サイドを切開しました。局所麻酔のおかげで、メスを入れる時の痛みはほとんどありませんでしたが、その後の工程に驚きました。

痛みの実体験:
体内から精管を引っ張り出す際、繋がっている精巣が強く収縮します。男性なら分かっていただけるであろう、あの「金的を強く握りしめられるような」鈍い激痛が下腹部に走りました。片側約20分、計40〜50分ほどこの痛みに耐え続けるのは、想像以上に体力を消耗しました。

管を切り、断面を焼いて結ぶ。この工程を経て、手術は無事に終了しました。当日はシャワーのみ、3日間は射精禁止という制限を伝えられ、少し重い足取りで帰宅しました。


術後観察と、その後の心境の変化

1週間後、指示通りに精液を提出し、顕微鏡で精子がいないことを確認しました。専門機関による書面での結果を待ちつつも、ひとまず「手術成功」の確信を得ることができました。

後日談:気になったポイント
  • 体内の結び目:触れるとBB弾より少し大きいくらいの「結び目」があるのが分かります。
  • 術後の違和感:切開した箇所が馴染むまで、1ヶ月ほど皮膚が突っ張るような感覚が続きました。
  • 精神的な変化:性欲自体に変化はありませんが、少子化や出産のニュースを目にすると、自分が「もう戻れない選択をした」ことへの不思議な感情が湧くことがあります。

結果として、パートナーとの関係において大きな安心感を得ることができました。一つの人生の区切りとして、この記録が検討されている方の参考になれば幸いです。


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